公認会計士試験合格者がおすすめする予備校 実際に通った筆者が予備校3社を比較してみた。
みなさんこんにちは!
ゆうきちです。
本記事では会計士の予備校について私の経験を元にまとめていきます。
「独学か予備校どっちがいいの?」
「合格者おすすめの予備校は?」
「各予備校の特徴は?」
この記事を読むことで上記のような疑問を解消することができます。
公認会計士予備校についてざっくり説明すると
- 独学か予備校かは予備校一択。
- おすすめの予備校は、学習環境の充実度、教材の分かりやすさからCPA。
- LECはの特徴は、短答と論文合わせて20万円ちょいと受講料がかなり安いこと。
- アカ凸は本番形式の問題演習には良い。1ヶ月1万円とサブスクリプション方式。
私は2020年4月から本格的に公認会計士の勉強を始めました。
2021年12月の公認会計士1次試験(短答式試験)に72.8%で合格し、2022年8月の公認会計士論文式試験に合格しています。
主に短答時はLEC東京リーガルマインド、論文時はCPA会計学院の教材を使用していました。
加えてLECで論文用の教材も購入しましたし、オンラインスクールであるアカ凸にも少しの間、入会していました。
今回はLEC、CPA、アカ凸の3校の特徴をまとめていこうと思います。
公認会計士の勉強を始めようと考えている方、勉強をしている方で予備校選びに迷われている方の参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
- 理系会社員から公認会計士へ
- 令和4年公認会計士試験合格
- 令和4年会計専門職大学院成績優秀者卒業
- 大手監査法人で監査経験あり
- 勉強法、大学院に関する書籍を執筆
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先に結論からお話すると、勉強経験からおすすめの予備校はCPAです。
個人的に教材、授業の分かりやすかったです。
下記リンクから無料で資料請求できるので、気になる方はどうぞ。
会計士おすすめ予備校 No.1
独学か予備校か
まず各予備校の話をする前に独学か予備校かについて触れていきたいと思います。
予備校のデメリットとして金銭的な負担が大きいことが挙げられます。
一般的に多くの予備校は数十万の学費がかかるため、特に学生の方にとっては簡単に支払えない金額です。
どうしてもお金が無いので、独学で勉強しようと考えているという方もいると思います。
ただ私は、公認会計士の勉強をするには予備校は必須と考えます。
学生の方もアルバイトや奨学金の制度を利用して予備校に通うべきです。
そう考える理由は以下の3つです。
・公認会計士試験は相対試験
・市販の書籍が少なすぎる
・一人で勉強を続けることの難しさ
公認会計士試験は相対試験
公認会計士試験は相対試験であり、試験の絶対的な点数ではなく、周りと比べてどれほど点数が取れているかで評価されます。
この特徴から周りの受験生ができる問題をいかに取りこぼしなく得点することができるかで合否が左右されます。
昨年度の合格者1544名のうち合格者数上位の予備校3社だけで1439人を占め、その割合は93%を超えます。
他の予備校を合わせたら全体の9.5割以上がどこかの予備校に通っていることになります。
独学で勉強していると、このような予備校に通っている受験生がどんな対策をして試験に臨んでいるかが全く分かりません。
これが相対評価の会計士試験において致命的といえます。
市販の書籍が少なすぎる
公認会計士の書籍は、大型書店の隅っこのコーナーに少しおいてあるかどうかのレベルで書籍が少ないです。
これは日商簿記2級と比較して見れば明らかです。
日商簿記2級の場合、小さな書店であってもだいたい大きなコーナーがあり書籍の数も充実しています。
私は短答の時、予備校に加えて市販の書籍も少し使用していたのですが、実物を見るために毎回、梅田の紀伊國屋まで行っていました。
このように書籍の数が少ないため、市販の書籍だけで全ての科目を網羅的に勉強することはかなり困難となります。
これも独学では勉強が難しい大きな理由の一つだといえます。
一人で勉強を続けることの難しさ
会計士試験の勉強期間は1年から3年程度の長期間に及びます。
多くの方はそのような長期間の受験勉強を経験されたことがないと思います。
実際私も会計士試験に挑戦する前に一番長く勉強していたのが、大学受験のための対策でそれでも1年未満でした。
独学だと勉強時間を維持するだけでもかなり大変です。
その点予備校だと試験までに答練が複数回用意されているため、これをマイルストーンとして勉強時間を維持しやすいです。
また自習室を利用したり、ライブ授業を受けることで受験仲間ができやすく、そのような仲間の存在も勉強時間を維持するためには重要な要素となってきます。
以上3つの理由により私は予備校一択だと思います。
合格者おすすめ予備校
ここからは私がおすすめする予備校についてお話ししていきます。
私がおすすめする予備校はズバリCPA会計学院です。
その理由はいくつかありますが、今回は以下の2つについて絞って説明していきます。
・学習環境が充実している。
・教材が分かりやすい。
学習環境が充実している
学習環境は勉強を進めやすい環境を提供してくれることを指します。
例として自習室とサポート体制が挙げられます。
自習室
私はCPAの梅田校に通っていました。
CPAの自習室は各机に仕切り、ライト、コンセントがあり、有料の自習室と比べても遜色ないほどでした。
また座席数もかなり多いため、満席で勉強できないことは一度もありませんでした。
サポート体制
サポート体制には質問制度とイベント、電子テキストが挙げられます。
質問制度については講師との対面、電話での相談や論点ごとのメール質問と複数の制度が用意されていました。
また定期的に講師や受講生同士の交流イベントが用意されているため、勉強を継続して行いやすい環境が整っていると感じました。
CPAではテキスト、レジュメ、答練の全てを電子版でダウンロードできました。
私はiPadで勉強していたので、自宅でも資料をダウンロードできるのはかなりありがたかったです。
また答練もwebで提出できるので、よく自宅で解いて写真を撮って送っていました。
教材が分かりやすい
私は論文式からCPAに移ったため短答式でのことは分かりませんが、
論文対策講座ではどの講師も自身が作成した教材を使って講義を展開していました。
またその教材には、受講生ができるだけ理解しやすいように様々な工夫が施されていました。
特に財務会計理論の渡辺先生の講義には感動しました。
論文式財務会計の理論は、最終的には会計基準の趣旨や背景などの論証例を暗記して試験に挑むことになります。
渡辺先生の講義は、その論証例の暗記負担を可能な限り軽減するように構成されていました。
財務会計を歴史的な流れに沿って、どのような経緯や背景があって基準ができたのかを徹底的に説明してくれます。
そのような「流れ」を理解することでさまざまな論証がスッと頭の中に入ってきました。
渡辺先生のおかげで会計学という学問に興味を持つことができるようになりました。
会計士おすすめ予備校
他の予備校との比較
ここからはCPA以外のLECとアカ凸2校の予備校の特徴を説明していきたいと思います。
先にお伝えしておきますが、短答まではLECとアカ凸の二つで勉強してきて短答は突破することができました。
他の予備校でも合格できないわけではありません。
ではなぜ論文式試験でCPAに移ったかというと、大手の3校(CPA、TAC、大原)と比べると、LECとアカ凸は受講生の数が少ないからです。
論文は記述式になるため、学んでいる教材や講義により解答に差が出やすいと思いました。
他の受講生との差が生まれないように大手の予備校に変えました。
二つの予備校についてその特徴もまとめていきます。
LEC
私はLECでは短答対策講座と論文対策講座の2つを受講しました。
LECは受講料が他の予備校に比べてかなり安いです。
短答合格コースは18万円、論文コースは5万円で受講できました。
他の予備校が短答と論文合わせて50万円を超えてくることを考慮するとこの安さは破格だと思います。
短答式にはLECの教材を使用して合格できたので合格に必要な授業や教材も揃っています。
特に一問一答問題集は網羅的に作成されており、他の予備校で、ある程度講義を受けて点数が伸び悩んでいる方にもおすすめできる教材です。市販でも購入できます。
またLINEでの質問制度には何度も助けられました。
回答が早い時には1時間以内、遅くとも24時間以内には必ず帰ってくるため学習がかなり進めやすかったです。
ただ難点を一つ挙げるとすると予備校の自習室が少し使いにくいことが挙げられます。
私は梅田校に通っていたのですが、自習室は講義のない部屋にパイプ椅子と長机が置いてある形でした。
座席数もそこまで多くないため、平日の夜にはいっぱいになり、使用できないことが何度かありました。
またCPAのような交流イベントはありません。
アカ凸
アカ凸は他の予備校とは違い、完全オンライン制の月定額サブスクリプションの形をとっています。
webのみになるため、基本的には教材は全てダウンロードです。
(別途費用がかかりますが、紙で購入することもできたと思います)
また自習室等オフラインの設備はありません。
月の受講料は1万円と他と比較するとかなり安いです。
ただ現状、「財務会計論」と「速攻即効」という論文式試験のマインドセットを解説した講義しかなく、このアカ凸だけで全ての科目対策をすることはできません。
私はアカ凸では財務会計の教材を使っていました。
過去問を中心にアレンジを加えた構成になっており、本番形式の練習が積めるため、短答の問題集として結構おすすめです。
1ヶ月分支払いをすれば、全ての教材が使えるので1ヶ月でも入ってみる価値はあると思います。
その際には他の予備校と併用する前提になると思います。
まとめ
各予備校にはそれぞれ特徴がありますが、私は説明してきた理由からCPAをおすすめします。
かなり高い学費を支払うことになるため、予備校選びも迷うと思います。
さらに詳しいことを知りたい方はtwiiterでもご相談いただければ、分かる範囲でお答えします。
以上で今回の記事は終わります。
少しでも参考になれば幸いです。
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ゆうきち(@singlemind0702)さん / Twitter
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