公認会計士試験 難しい試験を挫折しないために意識していたこと
みなさんこんにちは!
ゆうきちです。
本記事では会計士試験勉強を挫折しないために意識していたモチベーション維持方法についてまとめていきます。
「長期間勉強続けるための方法は?」
「勉強のやる気が出ない...」
「実際どんな方法が効果的だったの?」
この記事を読むことで上記のような疑問を解消することができます。
勉強継続のために大切なことをざっくり説明すると
- 勉強の習慣化を行う。
- 寝る時間を固定してリズムを作る。
- 朝食はなしもしくはアーモンドと飲み物のみ。
- 昼食はパスタや玄米など低GIの食品を中心に。
- 予定は答練を中心にざっくり立てた後、1週間単位で詳細に決める。
私は2020年4月から本格的に公認会計士の勉強を始めました。
2021年12月の公認会計士1次試験(短答式試験)に72.8%で合格しました。
2022年8月に公認会計士論文式試験を受験しています。
2年4ヶ月の間、月曜から土曜まで10時間〜12時間、日曜に4.5〜6時間の勉強を継続して行ってきました。
勉強時間を維持するためにいくつか意識していたことがあります。
公認会計士の勉強をしている方で、上手く勉強時間を維持できない方の参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
- 理系会社員から公認会計士へ
- 令和4年公認会計士試験合格
- 令和4年会計専門職大学院成績優秀者卒業
- 大手監査法人で監査経験あり
- 勉強法、大学院に関する書籍を執筆
Amazon.co.jp: 理系会社員が会計士合格して大手監査法人に内定するまで: -公認会計士合格を目指す全ての方へ- eBook : ゆうきち: 本
日常的に意識していたこと
まず最初にお伝えしたいことは、人間の感情は不安定なもので高いモチベーションを維持し続けることはかなり難しいということです。
ただ、公認会計士試験のような試験範囲のかなり広い試験をクリアするためには長時間の勉強を継続することは欠かせません。
じゃあどうすれば毎日長時間の勉強時間を維持することができるのか。
それは「勉強の習慣化」に尽きると思います。
「勉強の習慣化」とは、やる気がある日に時間を増やしたり、気分が乗らない日に時間を減らしたりするのではなく、何時から何時まで勉強をするといった形で勉強を生活の一部にすることをいいます。
勉強を始めて数ヶ月経った頃、私は何時から何時まで勉強するということを分単位で決めていました。
下の円グラフは月〜土の毎日のスケジュールです。
私は120分を1セットとして勉強をしていました。
120分のうち100分〜110分を勉強、10分〜20分を休憩時間というサイクルで回していました。
午前中は5時30分から11時までに3セット、午後は12時から19時30分までに3セット半、毎日このサイクルで行っていました。
そうすると自然に10時間以上の勉強時間が確保できていました。
毎日歯を磨いたり、お風呂に入っているのと同じような感覚で勉強していました。
この時間なのに勉強していないのは「気持ち悪い」と思えるところまで習慣化していました。
じゃあどうやって習慣化していたか。
意識していたことは以下の2つです。
①睡眠、食事
②予定の立て方
①睡眠、食事
一見勉強とは関係ないかもしれませんが、睡眠と食事は質の高い勉強を継続して行う上で欠かせない要素になると思っています。
まず睡眠ですが、私が意識していたのは「毎日同じ時間に寝る」これだけです。
調子がいい日でも夜遅くまで勉強するのではなく、切り上げて22時には必ず就寝するようにしていました。
就寝時間を固定することで朝苦痛なく起きられるようになりました。
二度寝は無意識で行なってしまう危険があるため、確実にコントロールできる就寝時間から固定することはおすすめです。
次に食事ですが、私は朝食と昼食、間食に特に気をつけていました。
夕食に関しては基本的に自由に食べていました。
朝食は、起床後1時間〜2時間にアーモンド、水、豆乳、コーヒーを毎日食べていました。
勉強に専念している専念生や学生は基本的に朝食は少しで良いと思います。
アーモンドは以下のようなものをネットで購入するのが安く買えておすすめです。
空腹時間を増やすことは健康にも良いことが最近の論文でも明らかになっています。
就寝時間を一定にして、朝食をほとんど取らないことで午前中の勉強において集中力のブレが少なくなりました。
午前中に眠たくなることはほとんどなくなりました。
次に昼食については、できるだけ低GIの食事を取るようにしていました。
低GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。
食後の眠気は急激な血糖値の上昇と下落による血糖値スパイクにより起こるとされています(記事参照)。
昼食を低GIのものに変えて、かつ食事の後に10分の昼寝を取ることで午後の勉強において眠たくなることはほどんどなくなりました。
ちなみに私は昼食にはよくパスタや玄米を食べていました。
他にGI値が低い食品の一覧表はこちらから見ることができます。(低GIは55以下、中GIは56~69、高GIは70以上とされています)
勉強の合間に糖が欲しいと思った時の間食についてもGI値を意識していました。
私は、マンゴーやイチジクなどのドライフルーツや70%以上の高カカオチョコレートをよく食べていました。
ドライフルーツもネットで購入していました。
②予定の立て方
次に私がやっていた予定の立て方についてお話しさせていただきます。
勉強の予定は以下の順に立てていました。
①答練の予定をカレンダーに記入
②日曜に翌週1週間の詳細な予定を立てる
まず受けようと思っている答練の日程をスケジュール帳に書きます。
その時には、だいたいこの週にはこれをやらないといけないな...といった形でざっくりしたイメージを持ちます。
次に週ごとの日曜日に翌週と翌々週の答練の予定を見て、来週1週間でやるべきことを詳細に決めていきます。
この時、予定を入れるのは月曜から土曜で日曜はフリーにしていました。
勉強していくうちに上手く進まなかった箇所やさらにやらないといけないことが見つかった時は日曜にやってました。
予定を立てることでも自分がやるべきことが明確になり、毎日机に向かうことに繋がったと思っています。
その他大切だと思うこと
ここからは勉強を継続するためにやって良かったと思ったことを4つ簡単に紹介していきます。
逃げることのできない状況を作る
私は会計士になるために会社を辞めています。
また会社の同僚やお世話になった上司、親や友人も含め周りの人には会計士の勉強をすることを伝えました。
そうすることで勉強を辞めるという選択肢は無くなりました。
このように引き返すことのできない状況を作ることも勉強を続ける上では大切になってくると思います。
迷ったら相談
勉強をする中で上手く成績が上がらなかったり、成果が出せないことも多くあると思います。
私も2020年4月から勉強を始めて、2021年5月に1度目の短答式試験に落ちています。
試験に落ちた時は正直落ち込みました。すぐに勉強に切り替えられませんでした。
そこで私は通っていた予備校の講師や他の予備校の講師、周りの受験仲間などたくさんの人に相談をしにいきました。
そうすることで気持ちも少し落ち着きましたし、自分に足りなかったものを分析して次に活かそうと前向きな気持ちを持てるようになりました。
上手くいかない時こそ、誰かに相談するのが良いと思います。
受験仲間を作る
これも長期間の勉強を乗り越えるためには重要なことだと思います。
受験は孤独との戦いの要素が強いです。
結局勉強する時は一人であるからこそ、共感できたり切磋琢磨しあえるような受験仲間の存在がかなり大きいものとなります。
私も通っていた自習室で受験仲間がいました。
今こんなことをやっていて、こんな不安があって...など気軽に話をするだけで気持ちがスッキリして机にも向かっていけるものです。
予備校や学校などで毎日見かける人に声を掛けてみて、同じ境遇で頑張る受験仲間を作ってみるのもいいと思います。
勉強できる場所を複数用意する
これも私が実際やっていて良かったことの一つです。
私は、ほとんどの日を午前は家で勉強し、午後からは学校の自習室で勉強していました。
午前と午後で勉強する場所を意図的に変えることで、午後の勉強を心機一転新しい気持ちで取り組むことができ、勉強にメリハリをつけることができます。
少し気分を変えたい時は、家の近くのミスタードーナツやドトールにも行っていました。
まとめ
今回は勉強を継続する方法について解説していきましたが、いかがでしたか。
少しでも参考になれば幸いです。
人間は弱い生き物なのでモチベーションを維持し続けることは難しいです。
モチベーションに頼らないように工夫することが大切ですね。
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